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plus c の日々の出来事、雑貨たちのブログです。



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by plusc

暮らすように旅した18日間 vol.9

郊外編(プロヴァンへ)


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ご無沙汰しております。
本日は郊外編!


せっかくの長旅なんだから、一日くらい郊外に行ってみたいよね。
フランスには世界遺産もたくさんあるから、どこかには行きたい。

旅立つ前、店主の心はパリ以外の町へと注がれておりました。

なので、パリ市街の町歩きはわたしに一任され
彼はもっぱら郊外の情報ををガイドブックやネットで調べ・・・。

モンサンミッシェル・ロワールの古城・カルナックの巨石群
ロンシャンの教会などいくつかの候補の中から
文平くんご夫妻の助言も鑑みどこに行くかを決めたのですが・・・。

出かける寸前まで、悩みに悩んで彼が選択したのは
中世の面影が今なお残るプロヴァン。



南仏プロヴァンスではなくパリから東に向かったところにある町
トランジリアンという列車に乗って向かいます。
そう、車が無くても行けるというのは大きい
1時間半くらいで着きますし、終点なので安心です。
メトロの駅でプロヴァンまでの切符を買い、先ずは東駅・ガールドゥレストへ。



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パリにはパリ駅というものは無く、7つの主要駅があるのですが
東へ向かう列車が発着するからということで東駅。
ホームの数がハンパなく、30くらいあるのです!
間違わないように表示板で確認を。

構内のPAULでお昼用のサンドイッチを買ったのですが
スタッフの男性に「コンニチワ、アリガトゴザイマース」と
日本語で挨拶してもらいました。



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さあ、出発です。
お向かいにはイタリア系の男性とフランス人の女の子のカップル。
男性ずっとスマホで会話、女の子は彼にもたれて寝てしまいました。

駅を出て少しすると郊外の住宅街を抜けます。
どの家も絵になる可愛さ、庭付の一軒家が建ち並んでいます。

そうこうしているうちに窓の外には広大なフランスの大地が広がり始めました。



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遠くに道路が見えるのですが、走る車もまばら。
「南仏の道、こんなん想像してたんよ」と店主。
そうねそうね、思っていたのと違ったね、車バンバン走ってたね。

プロヴァンの手前のロングヴィルという駅で結構な人が降りて行きました。
こんな汽車が駅構内を走っていたり。


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しばらくして動き始めたら、バックしてる!!
え?今の駅終点?でも駅名違ったし
きっとスイッチバックしたんだわ、落ち着け落ち着け思いつつ前を見ると
向いの彼もスマホ片手にきょろきょろそわそわ。
そうか、君たちもプロヴァン初めてなのね。

その後無事プロヴァンに無事到着
バスも出てるけど、わたしたちは徒歩で最初の目的地へ。
旧市街を歩いてサン・キリアス参事会管理聖堂を目指します。


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パリとはまた違う中世の建物、街並みがかわいすぎます。
薔薇で有名らしいのですが、シーズンではないものの
おうちの前にはこんな風に花がたくさん。



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第一目的地に着きました。
白くて高くて。



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セザール塔


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監視塔だったり牢獄だったり鐘楼などの役割があったそうです。
結構急な階段を上がると、プロヴァンの街を一望できるのです。
それにしても。
パリではしょっちゅう聞こえていたパトカーなどのサイレンが
ここでは全く聞こえてきません。

都会もいいけど田舎者なわたしたちはとてもホッとしてしまった。



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お土産屋さん?雑貨屋さん?
窓がラブリー。
中にも入ってみました。



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店主はいくつかお土産買ってました。

石の階段を地下に降りて行くと
こんなユニークな本屋さんも。



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そして、城壁。
ヨーロッパならではの景観ですね。
わたしたちはジュイ通りを抜けてジュイ門に着きましたが
この城壁をつたって行った先にもう一つ、サン・ジャン門があります。
車で着たら、どちらかの門のそばに駐車場があるので
そこへ車をとめてプロヴァンの街へと入ります。



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城壁の上に上がることも出来ます。



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一面の野っ原、日本に比べて雲が低い。
ああ、気持ちいい。



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可部も城下町で、店の前の通りも
その昔は殿さま行列が通ったりしていたそうです。
少し南にある「折り目」と呼ばれるクランク状の道は
その頃の痕跡。
そして今は役目を終え、観光地として立つこの城壁も
以前は街を守ったり、戦いの舞台になっていたのかなと思うと
平和な時代になってよかったと思います。

寸前にプロヴァン行きを決め、下調べもろくにしていなかったので
日本に帰って来てから観光案内で日本語のマップがもらえたことや
他にも見どころがたくさんあったことを知ったのですが
この日はここを最後にパリへと戻りました。

プロヴァンの駅に戻る最中結婚式に遭遇したり、
電車の時間が近づき猛ダッシュしたり。
そんな思い出とともにプロヴァンを後にしました。

さてさて、せっかく東駅に降り立ったので
近くをいろいろ歩いてみようとやって来たのは
サン・マルタン運河。

ゆっくり時間があれば自転車で走るのも気持ちよさそうでした。



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パリ市庁舎辺りまで戻り、少しお店をいろいろと見て。
この人通り、車、パリに帰って来たなってい感じです。
サイレンの音も聞こえてます(笑)



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明日は日曜日、蚤の市やマルシェに行く予定です。

つづく

by plusc | 2019-03-15 19:06 | フランス旅行記 | Comments(0)